もじこい 「みんなが同じものを食べられるように」というシンプルなアイデアから始まった

門司港生まれの優しいカレーと優しい場所
門司港レトロ地区を散策していると、鮮やかなドリンクが目に飛び込んできます。バタフライピーの深いブルーに染められたレモネードは、光を受けて優しく輝き、思わず立ち止まってしまいます。
鮮やかな色のバタフライピーレモネード。100%植物由来のグルテンフリーカレー。そして何よりも、誰にも迷惑をかけない食事という誠実な理念に基づいて慎重に考案されたメニュー。
ここは「ただのオシャレなカフェ」を目指したお店ではありません。観光の街、門司港で、みんなが安心して過ごせる場所を目指したお店です。
それは旅行中の家族からの一言から始まった
「私たちはベジタリアン家族です。近くで食事ができる場所を探すのに3時間もかかりました。」
旅の途中にある家族が口にしたこの言葉が、すべての始まりだった。
実は、オーナーとお子さんは食物アレルギーを抱えています。お子さんが幼稚園の頃は、友達と同じ給食を食べられず、家からお弁当を持参せざるを得ませんでした。みんなと同じものを食べられない寂しさを、オーナーは痛いほど知っていました。
「門司港にみんなが同じものを食べられる場所を作ろう」
焼きカレーの街で、みんなの焼きカレーを創る
門司港の名物といえば焼きカレー。しかし、一般的な焼きカレーはヴィーガンやアレルギーのある人には食べられません。そこで、挑戦が始まりました。
動物性食品不使用。グルテンフリー。アレルギー対応。ムスリムフレンドリー。オリエンタルヴィーガン対応。日々研究と学習、そして試行錯誤を繰り返しながら、試行錯誤を繰り返しました。当初は、正直に言って「美味しい」と呼べるような出来上がりではありませんでした。
それでも、修学旅行生や海外からのゲストのために改良を重ね、福岡県の開発支援事業の支援も受けながら、数年かけて現在のカレーソースを完成させました。
最も重要なのは、皆が同じ見た目の料理を食べること
このレストランが何よりも大切にしていることが一つあります。
同じような見た目のお皿の周りに集まることができること。
ビーガンの方のみ別のお食事です。アレルギーをお持ちの方のみ別皿でご用意しております。
そうすると、旅行中にみんなで食事をしても、なんだか寂しく感じてしまいます。
ここでは、みんなが同じ焼きカレーを囲んで座り、それぞれが自分の分を安心して食べられる。それがこの店の最大の価値です。
門司港でなぜそれが重要なのか
門司港はかつて日本と世界が初めてつながった港町でした。だからこそ、世界中の人々を迎え入れる場所にしたいと願っています。
アレルギーがある人もいるし、ビーガンの人もいるし、宗教上の食事制限がある人もいる。
彼らは、こうした理由によって旅行の楽しみが減じられることを望んでいません。
このレストランは、門司港という街そのものの「受け皿」のような存在になっています。観光中に食事の心配をしなくて済むのは、旅の満足度を大きく高めます。
門司港に来た誰もが気軽に「いただきます」と言える場所です。
そして、その優しさは、料理そのものの味以上に、訪れた人の心に残ることでしょう。